もっこすもっこす

仕舞いきれない想いの残骸

XYZ=repainting感想

改めましてこんにちは 軽石モコです。

私は櫻井翔くんに熱視線を注ぎつつ嵐を大好きでいるファンの者です。この度18/2/14にリリースされたSexy Zoneのニューアルバム『XYZ=repainting』を聴いて衝撃を受け、うっかり感想を書き連ねてしまいました。

彼らについて知っていることは、まず日経エンタ2018年3月号のインタビューと月間Songs2018年3月号のアルバムレビューを読み、上記に書いたシングルを購入+3枚ほどアルバムをレンタルして聴いたというものです。(1st、2nd、4th)歌声の聞き分けにも自信がないくらい頼りない知識ですが、今書かねばいつ書くんじゃい!と思ったため勢いで書きます。

今回アルバム購入に踏み切ったのは2017年11月28日放送のベストアーティスト2017にてモーニング娘。'17とコラボした「LOVEマシーン」を見て背中を押されたところが大きくて。そもそもSexy Zoneの楽曲が気になったきっかけはTwitterで「Slow Jam」の噂を耳にしたり、歌番組で「ぎゅっと」「ROCK THA TOWN」のパフォーマンスを見かけたりして良い曲たくさんあるんだ!と思ったのがはじまりです。

普段聴いている音楽が嵐とモーニング娘。に偏っているので語彙が両者に絡めたものになっています。結局は最初の感想を後で振り返るためにまとめた自分のための記事ですが、公開するにはちょっと配慮が足りないのでは?と思う点があれば教えて頂けると幸いです。

 それではいざッ。

 

[全体の感想]

アルバム「one Sexy Zone」「Sexy Second」「Welcome to Sexy Zone」を聴いた段階でSexy Zoneに対して抱いた印象は

☆ロマンチストに振り切った王子様グループ

☆季節や重力を揺るがすような圧倒的世界観(=いわゆるトンチキ)

☆キラキラ真っ只中のアイドル

という感じで、あまり「影」のイメージはなかったのですが今回のアルバムをもって「孤独」「忘れられない」といった狂おしさも歌えるグループなんだなーという新たな印象を持ちました。

今回の『XYZ=repainting』を聴いて昔覚えた「この曲をジャニーズが…!?」という感覚を思い出しました。というのも、私が2010年頃に嵐を知ってから2018現在首まで嵐にどっぷり浸かるようになった理由がアルバム『いざッ、Now』に収録されている楽曲を聴いて衝撃とギャップにやられたことにはじまったからなんですね。(ジャニーズってこんなネガティヴな恋愛観だとか洋楽風の歌も歌うの!?)と、それまであまりよく知らなかったジャニーズ事務所のアイドルに対する偏見を打ち砕かれたのでした。

正直通常盤のボーナストラックの最後の曲の衝撃で、俄然彼らの今後を追いたくなりました。中島くんの強烈なキャラクターやSexy無双のイメージに圧倒されてましたが、音楽がめちゃくちゃかっこいいSexy Zone。それでいてコミックソングも歌える振り幅の広さに脱帽です。「Unreality」などふと車のラジオで流れたらアーティスト名聞くまでエンジン切れないと思います。

 

 

[Disk1]

01.XYZ (Introduction) 

冒頭ドラムのイントロで目がさめる!金管楽器から女性ボーカルを引き連れて彼らのグループ名を名乗りあげるの、なんだか引っかかるものがある…と思ったら嵐「COOL & SOUL」(アルバム『ARASHIC』)でした。

1:10〜頃に一瞬だけ挟まれる空白の時間が、 次の「忘れられない花」に繋がりを持たせている気がします。

2:53〜の終わるのか!?いや追撃きた!ってホーン?ドラム?フェイクで更にテンションあがりました。

Sexy Zoneさんはどのアルバムでもこういうイントロ曲があって、気持ちを盛り上げる導入を大事にしているんですね。そういうところでまたセクシーを背負っているのでしょうか。

 

02.忘れられない花

タイトルが「flower」など英語ではなくて日本語なのがちょっと意外でした。

0:20〜のギターの切り取り方とかあまり細かく刻まないリズムになんとなくマイケル・ジャクソンのことを思いました。と言いつつも詳しくないので具体的な曲が浮かばないのです…が、妹に教えてもらったこれが似てる気がする。

youtu.be

中島くんがメディアでブレることなく常にSexyを前面に推し出しているのを見て、Sexy Zoneが背負っているSexyとはどういうものなんだ?と思ったので調べてみたらグループ名の由来が「マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ」をイメージしてつけられたものだったんですね。今回を機にはじめて知って勉強になりました。

マリウスくんの"忘れないと 忘れなくちゃ 君を"の最後のwoの声の最後の切り上げかたが、泣き出しそうに聞こえてドキドキします。

 

03.PEACH!

流れるようなキラキラしたメロディーとOh!Oh!コーラスでつかみはばっちり。イントロが印象的な曲が好きみたいです私。

1:38〜の音の粒が目立つ感じ?ちょっと拍を強か感じる音にドキドキした気持ちの高揚を感じたり、2:09〜にパラララッと入る音にメイクの魔法をかけ終わったようなイメージを持ったり、とにかく主人公の子のときめきを感じてたまんないです。マリウスくんの"ネイルが乾くの待ちきれない!"の声とか、本当身じろぎできないけど気持ちとしてはベッドに飛び込みたいのよ!と高揚ぶりが想像されて好きです。

2:50〜から生のピアノの音とダンスミュージックのリズム?とキラキラした音の重なりのコンボによって時間の経過を感じます。明るいうちに時間をかけて身支度していたと思ったら、もうあっという間に建物の明かりが街を照らすような時間になっていて、楽しい時間は過ぎるのが早い〜って歌。

勝手に嵐「EYES WITH DELIGHT」(アルバム『いざッ、Now』)の香るは緑なす黒髪の君と重ね合わせて聴いています。きっとドアノブに手をかける前、ショーウィンドウでベビーピンクのリップと背中の羽根を隠せたか確認していらっしゃる。

 

04.ROCK THA TOWN 

初めて買った彼らのCDがこの曲でした。

アルバムの曲順で聴くと前の曲がかわいらしいぶんより骨太に聴こえます。Aw!とか車気持ちよく乗り回してる感じで聴いてて楽しいです。

2:40〜の展開と2:48〜の改造したクラクションみたいな金管?の音がお気に入り。車で派手なアクションしてそうな感じ。あと勝利くんの"踊れparty people to da funky tune"のdaがしっかり濁音で発音されてるのがなんか好きです。

 

05.Birthday for you

パーティの主役にサプライズで送るビデオのイメージ。メイキングも含めた動画。

"Ba Ba Ba Birthday♪"のリズムで三角旗のガーランドが部屋に広がって飾られていく感じです。何度も繰り返されるたびに文字の風船とかクラッカー、お菓子・ジュースの山々が机に盛られたりソファにはひげメガネやぬいぐるみが置かれていくんだきっと。

メンバー全員ナチュラルにRapするんですね。リズム感とか強弱に馴染みがあるんだな〜って現代の世代感を覚えました。

最後のやさしい"Happy Birthday…"は勝利くんの声か松島くんの声なのか聞き分けがつかないので早くコンサートでのパフォーマンスを見たいところです。とにかく笑顔で火を吹き消して一旦暗転することだけはわかります。

マリウスくん、自分の誕生日でライブ会場のみんなに歌ってほしいな♡っておねだりする弟力と、実際公演スケジュールに自分の誕生日ぶち込んでくるところに強さを感じます。

 

06.ぎゅっと

歌番組で聴いたときはあったかくてほっこりする曲だな〜という印象の曲でした。今回アルバムの並びで聴いたときには「仲良しの子達と何人かで集まって楽しい時間を過ごした帰り道、急にひとりになったときに感じる無性な寂しさ」を感じました。曲順がとにかくいい。はじめてアルバム取り込むときは暗い部屋で目閉じて聴くようにしてるんですがなんだかボロボロ泣けてきて困りました。

4拍子?のゆったりした音から夕方以降の時間帯のイメージがあります。

 

07.プンププンプン

ちちんぷいぷいの魔法でFantasyが始まるのかな~と思っていたら予想は外れ。正解は怒りのプンプンのほうでした。打ち込んだ音がゲーム音楽みたい。怒った人間の攻略ゲーム?(言い方)

作詞の方が「Sexy Summerに雪が降る」「ぶつかっちゃうよ」などのインパクト大の楽曲を手がけられてきた三浦徳子さんということで、今度は何が飛び出してくるの!?と覚悟して挑んだら予想外にお洒落な曲がきてまばたきが止まなかったです。"JKは女子高生"とかなかなか強烈なんですけど、プン!の弾ける音とシンプルな音とRapの重なりという音の面白さの方が個人的には勝りました。

三浦さんはハロプロにも多数の詞を書かれているということで一覧表を自分用にメモ

https://helloproject-music.com/ja/search/click?keyword=三浦徳子&mode=strict

自分にとって「怒り」という感情は出すのが下手だからあまり表に出したくないもので、人にそうさせるのも嫌だからなるべくそれを回避して生きてきたなって不意に半生を思い返しました。でも伝えるべきところで「怒り」を伝えることって、ある程度コミュニケーションには必要なんですよね。とくに年齢重ねていくうえでとくに必要になるスキルな気が…

"この目は見るため この耳聞くためだよね"えーん耳が痛い詞ですマリウス先生。目まぐるしくコロコロ転がるような忙しい電子音とかホーンの音がお洒落なんだけどコミカルで、怒ってたけどなんか笑けてきた…って感じにも取れます。

この曲を聴くとモーニング娘。佐藤優樹ちゃんのこの記事が浮かぶので是非読んでください。(記事2枚目写真の怒りポーズ)

ameblo.jp

 個人的にマリウスくんにプン!のジェスチャーをやってほしいです。

 

08.Fantasy 〜1秒の奇跡〜

劇場のエンドロールで星空の映像と共に流れてる光景が想像されましたし、冒頭の歌詞から、過去にタイムトラベルできる力を持つ主人公が自分と家族の人生をよりよいものにしようと奮闘する映画『アバウト・タイム』を連想しました。

アイドルが"君を見つけたよ それは銀河が僕にくれた奇跡"って歌う世界尊いな…こういう話ってキャンプファイヤーとか火を囲みながら星空見上げて語るテンションでするものってイメージあります。メンバーとアイコンタクト取りながら歌っていたりしたらそれは美しい光景ですね。
セクゾさんにこういうピコピコ曲のイメージはあんまり持ってませんでした。

 

09.名脇役

メロディはこのアルバムの中でいちばん正統派というか、シンプルでストレートだな感じました。基本的にはドライブに合いそうなノリのよい曲が好きなんですが、このバラードはスッと入り込んできて詞を聴かせる力が強いです。聴いてる意識ないまま気づいたら曲に入り込んでます。すごい曲。

"世界探したら 星の数ほど他にも たくさん女の子はいるから"を聴くと、異性間の友達の歌かな〜と思いますが、性別関係なく聴ける歌ではないでしょうか。この曲が思い詰めたら宇多田ヒカル『Fantôme』の「ともだち」に なるのかと。

ハロオタの友人に聴いてもらったら「モーニング娘。の「男友達」じゃん(『4th 「いきまっしょい!」』)」という感想も頂きました。いやちょっと……しんどいです。

youtu.be

恋愛にはならない関係。

 

10.よびすて

曲順で涙する曲第2弾。

作詞の方が嵐の「JAM」「EYES WITH DELIGHT」(ともにアルバム『いざッ、Now』より)などを手がけられている久保田洋司さんで、私、この方にはもう全幅の信頼を寄せています。Kinki Kidsさんにも多く詞を書かれてるようなのでそちらも今度聴いてみたい。

イントロの笛みたいな音が印象的で、これってオカリナとかで演奏してるの?と思ったら口笛のようでした。うま………。本当にいつもこのクオリティで口笛されてたらそっちのプロとしてやっていけそう。松本潤くんと並んで口笛ふいてるとこが見たい佐藤勝利くん。

曲の中では"空の青さ"や"夜空"という空の描写がなされてますが私は曲調からほぼ太陽沈みかけた夕方の光景を浮かべました。

月間Songsのレビューでマリウスくんの「海外で人に声をかけるときはよびすてが普通だから、日本では大切な人をよびすてで呼ぶ行為に深い意味があるってことをはじめて知った」という話を聞いて今まで気がつかなかった日本のセクシーポイントにハッとしましたね…

名脇役に徹することを決めた主人公の前日譚かなあと思って勝手に切なくなります。

 

11.Unreality

こんなお洒落に理性のたがが壊れそうな曲あります?

2017年11月28日の「LOVEマシーン」でモーニング娘。Sexy Zoneのコラボを見て以来、セクゾさんの吐息パートも聴いてみたいな〜と思っていた私、1:32〜から大歓喜です。

私はモーニング娘。の「One・Two・Three」で吐息に目覚めました。

youtu.be

0:44〜&2:21〜吐息で魅せるアイドル。

吐息パートを希望しつつとくに誰にやってほしいという願望はなかったんですが、セリフなどと同様に勝利くんが受け持っているんでしょうか。ぎこちない感じも好きなんですがコンサートを通じて徐々に変わっていくのかなー。楽しみです。

ここまで読まれた方はお気づきかもしれませんが佐藤勝利くんの歌声が若干気になっています。

 

12.Pheromone

マリウスくんの出だしのパート、わたくし空耳大魔王なので最初すけべDo!と聴こえて暗闇を二度見しました。(ファンの方すみません)Scooby do??やったるで〜〜って気合い入れ的な?

菊池くんの「まっすぐにモテたいだけ」がいいですね。give me more loveって横文字でないのが潔くて好きです。香水吹きかけてる動作が浮かびます。

待ちゆく女の子を眺めるメンズもきっと猫に見立てたらかわいかろう。

youtu.be

1:32の工藤遥ちゃんのショットを中島健人くんで見てみたい。

目に見えないフェロモンの煙が空中に霧散するみたいな音と一緒に"舞い上がれフェロモン 日本の空へ"って島国中にお届けしてるところが好きです。最後に"世界の空へ"に羽ばたいていってちょっぴり寂しいのはすっかりこの曲にやられたからでしょうか。世界はボーダーレスだから枠にとどまらないのは仕方ないのか…

モーニング娘。とSexy Zoneが再び対バンであいまみえたら「Pheromon」"だって男の子だもん 仕方ないね"と「わがまま 気のまま 愛のジョーク」"女の子にだけわかるトーク"をぶつけあってほしいという妄想をしてます。

youtu.be

2:37~"あなたの事情は関係ないから 持ち込まないでください"

絶対ビンタする娘。VS 泥沼絶対回避中島先輩の対決が見たい。

 

13.ラブマジ

Sexy Zoneのラブマだーーー!!

勢いとときめきに溢れた曲。PEACH!のお相手はこの方かしらとまた個人的アルバム内ストーリーが生まれました。この曲と「忘れられない花」を歌ってる人達が同じグループとは、、マジで驚きです。"…ってんだ!"って歌詞だけ見ると 江戸っ子風の照れ隠しか?と思うんですけど、歌い方がお洒落でもうlove me tenderって感じでした。

3:11〜急に弾けたキラキラメロディーが収束して早鐘を打つ心臓の鼓動みたいなシンプルなドラムのリズムに変わるところ、ふざけて好きって言ってんじゃないって真剣なトーンに思えてきて本当にかわいい。3:20〜のピアノも恋に転げ落ちる感じで好きです。

 

14.Ignition Countdown

松島くんとマリウスくんの甘めの声はこういう疾走感のある格好良い曲だからこそ普通の曲とは違った爪痕を残す武器なのでは…!?と思いました。

2:26〜の"Tonight you drive me crazy〜夢中さ"とか、発音は流暢なんだけどな行とかや行が柔らかく聞こえるマリウスくんの声の感じをメインにしたカッコイイ系の楽曲ってこれまで中々聴いてこなかったのですごく新鮮に感じました。好きです。

1:47〜"火照る肌が So fly〜C'mon 3,2,1"は松島くんパート?最後の"one"でニュアンス変えてくるところでサビへ駆け抜けるブーストのスイッチ切り替えてて、やはり松島くんとマリウスくんがキーポイントになってる曲という印象です。

 

15.フィルター越しに見た空の青

「よびすて」で写真のようになった空の色がふたりで見る青写真=未来の設計図を焼き付けるほど強くなったのか…とアルバム内ドラマをまた妄想してしまいました。

"Love you..."の菊池くんの声が風のように包み込む清涼剤のような感じ…今まで菊池くんの歌い方に対してまさに「Pheromone」みたいな絡みつくイメージを持っていたので、この曲でまた新たなイメージが加わりました。セクシーを屋台骨にして幅広い楽曲聴けるのほんと楽しいなー。

1:48〜からピアノと弦が入れ替わり立ち替わりポロロンって追いかけっこしてるのもふたり並んで歩いてる感じがします。音と詞が両方晴れやかでバランスもよいし結婚式のビデオとかにぴったりじゃないかと思いました。

 

16.最後の笑顔

イントロのドラムにラ・ラ・ランドを思い出しました…「Herman's Habit」0:15〜だ。

youtu.be

(『Ost:.LA LA LAND』)

最初の一瞬は不穏なはじまり方に感じたんですが、0:11〜あたりからさわやかな展開にいくのがああ…無理くり笑顔つくってるわ…って逆に泣けてきます。

"まいったな それでも 街で君を探してしまうよ"とか、嵐の「CARNIVAL NIGHT part2」(アルバム『ARASHIC』)が好きな人にはまるんじゃないかな。私がそうなんですけども。

 3:13〜のパーーーッと金管楽器のソロパートからお酒をあおって涙腺決壊するようなヤケっぽい光景が浮かびます。そういうの大好きです。となるとラストのyeahってフェイクも泣けてくる心情を表しているに感じられてしまう。失恋ソング、大好物です。このまま「Slow Jam」(シングル『ROCK THA TOWN』通常盤)に洒落込みたいところですが、アルバム曲のループ感がすごく良いので、コンサートでどうぞSlow Jamをよろしくお願いします。

 

[Disk2]

1.会いたいよ

冒頭の指ぱっちんかカスタネットみたいな音が次に会える日をカウントダウンしてるみたいです。弾んだリズムに無我夢中で走る、素直に気持ちを爆発させてる若さを感じます。

「Silver moon」(アルバム『one Sexy Zone』)や「Love Confusion」(アルバム『Welcome to Sexy Zone』)、「Rainbow Light」(シングル『ぎゅっと』通常盤)にもみられるように想い人に月との引力?を引き合わせてるのがセクシー。曲調がめっちゃかわいい中に潜ませてるのがよい。

 

2.Luv Manifesto

中島くん・松島くん・マリウスくんユニット曲。Sexy Zoneのラブマ再び。強い。

音を聞いていて四角い透明なキラキラしたイメージが浮かぶ曲です。でもその透明な中にもそれぞれのメンバーが持っている色が見えて、松島くんが考えたという"愛も気まぐれ 愛は黒い"それに対するマリウスくんの"愛は純粋 愛は白い?"と対照的なのが興味深いです。個人的に"愛は異なる 愛は甘い 愛があるから生きていきたい"に、人から注がれる愛を食べて生きていくアイドルの宣言を見て流石…と脱帽しました。
嵐の「Sugar」(アルバム『Untitled』)の曲調が好きな人はいっぺん聴いてみてほしいです。この曲は加速する展開だとかナチュラルにRap入るところがクラブ?ダンスミュージック?感が強くて、さらにメンバーの作詞と色々ぎっしり詰まっているので一見毛色違う感じしますが、通ずるものを感じると思います。

 

3.Kiss You Good-Bye

勝利くんソロ曲。0:11〜にまた吐息パートを入れてくださったことお礼申し上げます。

ステージ付きのバールかレストラン、鋲付きの艶光りする革張りのソファーがあるラウンジのようになった会場で彼にはパフォーマンスをしてもらって私はチップを投げ込みたいです。

佐藤勝利君、"バイバイ"とか別れの言葉が似合う声だなあと感じました。ブロークンハート歌ってるけど結構さっぱり聴こえるというか。わりと名残惜しむことなく全力で腕を振って振り返らなさそうな感じします。だんだん妄想が割り増しになってきているのでそろそろやめましょう。

 

4.Sing along song

菊池くん・勝利くんユニット曲。

Sexyお前Zone(初見時のメモに書いてあった)。ちょっとなんか歌詞強めじゃない?と思ったらメンズの友情を歌った曲、ということでお前呼びなんですね。

初見では詞よりも音が先に入ってきて、メロディーは砂時計のシルエットみたいな図形でエエエエ〜エ〜エエッのコーラスの加工は四角形のイメージが浮かびました。なんか暗闇で聴いてるとWindows Media Playerの視覚エフェクトみたいな映像が見えるんです。

2:20〜の加工した声のRapパートが朝方にちょっと真面目な話をし出した感じというか、もう"男の子"ではなくなっていく一抹の切なさと希望を感じました。

 

5.O.N.E 〜Our New Era〜

これまでの耳障りのよい音からは一線を画したハードな音&歌詞でびっくりしました。

"嵐を超えていけ"というのは傷だらけになる状況も潜り抜けていくという意の比喩かなと受け取りました。むき出しの意味に取る人がいてもおかしくない、というか確信犯ですよね?今それを言ってのけた姿勢から嵐「ALL or NOTHING Ver.1.02」のレペゼン(アルバム『HERE WE GO!』)、2015年「Hip Pop Boogie chapterII」(『ARASHI BLAST in Miyagi』公演DVD収録)、そして最新の「未完」(アルバム『「Untitled」』)が脳裏をよぎりました。この盤を菊池くんが櫻井くんに渡してるかもしれないと思うと胸が熱いです。

日経エンタ3月号で「もう言い訳はできないところに来ている。"若さ"だけではない何かを見つけたい」と語った菊池くんの言葉を思い出しましたが、 曝け出す野心に逆に若さを感じるという構図…。逆に言うと今しかやれない歌だと思いました。「忘れられない花」MVの演出で吹き出してた炎はここから着火してるのかと思うほどの強火です。
XYZ=終わりの意、そこから新しく塗り替えていくrepaintingで終わりからONEの始まりにつながる、というテーマにキュッと迫る曲でした。いやーめっちゃかっこよかったです。

 

[最後に印象に残ったパート]

★中島くん 「君にこの声明伝える」
★菊池くん 「袖すり合うも多少の縁かも?」「まっすぐにモテたいだけ」
★勝利くん 「だんしゃりで」「バイバイ」
★松島くん 「キャイヤイヤイヤ」「日々精進 青春をぶちぎるぜ」
★マリウスくん 「忘れないと 忘れなくちゃ 君を」「ネイルが乾くの待ちきれない!」