もっこすもっこす

仕舞いきれない想いの残骸

Japonism感想

アルバム全体の感想は、和ロックにバラード、ラテン系(?)、ファンク、ダンスミュージック、歌謡曲、ポップスなど色んなジャンルの楽曲が混在しながら不思議と全体感が生まれてるのが八百万のおわす国という感じで楽しい! 全曲通しで聞きたいアルバムなんですけど、好きな曲を上げるとしたら 君への想い、三日月、イン・ザ・ルーム、マスカレード、僕らがつないでいくですね。それとコンサート風景が思い浮かぶような曲が多い印象でした。いつもの定番曲とJaponismの楽曲がどう絡んでくるのか…!?じゃぽトークについては以下曲の感想だけで引くほど長くなったので自粛しました(笑)。

 

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1.Sakura

ナレーション事変inMVメイキングの衝撃を乗り越え、ブラスト宮城やこのアルバムの中で改めて聞いて印象が変わった曲。サビの"与えられた今を 託された未来へ"がこのJaponismというアルバム全体に根を張ったテーマかなと思いました。

 

2.心の空

ザ・日本な曲その1。(当社比)リード曲のRap詞に喜び、El Doradoにスサノヲという言葉選びにさらに大興奮。この神様の名前を出すときの翔さんの攻める姿勢がくわっっこいい。散らす対象がどこにかかっているのか知りたいので連載コーナーや雑誌にて作詞者ご本人の解説求む。

布袋さんが作られた詞 "笑顔を未来に繋ぐことが 僕らの使命だろう?"が、Sakuraから通ずるテーマではないかと思っています。ちびっこ達が希望をもって生きられる未来を作らなきゃならん、と次世代の働く若者世代として詞を噛み締めました…。

MVは腰を落として足でリズム刻んでる姿がむっちゃ格好良くて、眼光に痺れる!ビリビリ地に平伏す!"春待ち桜〜ふわり初雪"で腕をひらひらさせるところやRapパートで全員左右に大きく身体を揺り上げるところなど、全体的に振りが大きくて華やか。

 

3.君への想い

ザ・日本な曲その2。初聴で瞳を閉じて耳に神経を集中させて聴いたときは、イントロから音に合わせてゆっくり扇が開くイメージが脳裏に浮かびました。使ってる楽器はなんだろう?三味線でもお琴でも笛でもない…?翔さんのRapパートが柔らかでついさっきスサノヲ散らした人とはとてもじゃないけど思えませんでした。低めの声でたゆたうような歌い方が大好きです。あと歌詞カード訂正のしおりが入っていたことにびっくりしました。

 

4.Don't you love me?(まつもとさんソロ)

ご本人もじゃぽトークで話してたと思いますが、あんまり細かく刻む感じでなくゆったりしたメロディでいい意味でに力が抜けてる感じの松本さんのソロが私は好きです。毎回コンサートの演出をどんなふうにしてくるか楽しみです!

 

5.miyabi-night

ザ・日本な曲その3。初聴では割とするっと耳を通り抜けた…かと思ったらたりらりらーで引き止められました(笑)。コーラスじゃなくて歌詞なのね!雅なメロからサビに向けてどんどん疾走感が増していくのと一緒に気分もアガります〜!

 

6.三日月

初めて聴いた時からとても心に残った曲。ドームの暗闇を照らすペンライトの星空が目に浮かぶよう。ツアーのセットリストに入るといいなあ…それにしても夜を描いた曲が多いですねえJaponism!

 

7.Borelo!

ボレロって、フィギュアスケートとかバレエで良く聞くようなオーケストラの曲じゃないの!?ハードコアとかラテンとか陽気に言ってますけど!全然ジャポンじゃないじゃん!(笑)と最初は度胆抜かれました。いつも俺らついてんぞ!ってなんて頼もしいアラシメン…とっくに惚れてますからーー!!最初から最後まで突っ走ったあとには楽しかったなという感想が残る曲です笑

 

8.Mr.FUNK(あいばさんソロ)

ミスターってまたキャラクターものの気配…ディスコスター様の系譜を感じる!って前に呟いていたら、相葉さんご本人がMr.ファンクさんはディスコスター様のライバル的な存在と言及していて驚きました。笑まったくどんな演出が飛び出すのかワクワクさせてくれるぜ…!!曲調は5人のソロの中で一番好きです。テンポ遅くして大正解ですあいばさん。めっちゃ入り込んでくるよ。

 

9.暁(おおのさんソロ)

ザ・日本な曲その4。一番"外から見た日本"のイメージが強くあると思いました。月夜を背に金の流水紋の中を大野さんが歩いていて、彼が後にした地から飛び立つ鳥、といったビジュアルが浮かんできます。リズムよりメロディがよく耳に入ってくるところがまた日本的だな〜と思うのかもしれない。今回大野先生にはぜひ和装で演じて頂きたい!

 

10.青空の下、キミのとなり

サビに入ってから晴れやかに曲調が変わる瞬間がいつ聴いてもハッとします。必要のない人はいないって詞を気が落ちてる時に聞いたらきっと心強い。月曜9時には内容が少しハードでドラマ脱落してしまったのが残念…ごめんなさい…ってこれ曲の感想じゃあないな…

 

11.Rolling days(しょうさんソロ)

曲名から泥まみれになりながら日々を生き抜くぜ!雑草魂!的なハングリー精神の曲を想像していたんですが、現実は全く違ってどシリアスで色のある世界観でした。今までの櫻井さんソロについては、周りを引っ張っていくメッセージ性のある曲か、聴き手の思い出を呼び起こすような大人のリリカルソングというイメージを持っていたので、いい意味で裏切られた!と思いました。本人もじゃぽトークで自分が選ばないような曲をあえて選んだ、と話していましたね。自担の新境地にドキドキ…

 

12.イン・ザ・ルーム

こういうしっとり情事を歌った曲はカップリングに多い印象でしたが、今年はアルバムに入ってくるとは…!この流れでスパイラルやBoom Boomも救済されないかな(ぼそり)。

紅の痕-(触れ)ないのかと-(止め)ないよlovesong-愛の跡

韻の踏み方が描写的でより色を添えていて好きです。溢れ出す浴槽 の詞から、シャワールームのイメージが浮かびます。

 

13.マスカレード

あんまり昭和歌謡曲に馴染みがなくても、どこか懐かしいと思うのはどこに理由があるんだろうな〜。セレナーデとかマーメイドってカタカナが頭に残る。曲名からして今回嵐がカバーした日本よいとこ摩訶不思議のA面である仮面舞踏会のオマージュですよね。編曲も当時と同じ船山さんだそうで、

I want you(baby)・かりそめの一夜 

など一部歌詞も踏襲し、先輩から世代を継承していくことがとても素敵だなと思います。

 

14.MUSIC(にのみやさんさソロ)

二宮さん自作ソロのウェットな歌詞こそまさに日本的ですやん!と思っていましたが、音と共にカラフルな水玉のシャワーが降ってきそうなポップ感。ゲーム音楽とかおもちゃっぽいイメージ可愛いですが歌ってるの32歳なんだなあ…嘘だろ…。彼の周りは次元が歪んでるとしか思えません…。

 

15.伝えたいこと

It's good to be bad(愛を叫べ通常盤・カップリング)聴いたときも思ったんですけど、櫻井さんの高音が綺麗に伸びるようになったように感じます。出だしのソロパートがかっわいい!嵐からのファンへのメッセージソング。自分の好きで応援してる人たちから、こんなにありがとうって言って貰えるってなんて幸せなんだ…。こちらから愛と感謝をいくら伝えても足りないです。これからもよろしくお願いします。

 

16.Japonesque

アルバムの全体を通して和楽器の音と、ダンダン4拍子からダダダダダッって加速してくクラブっぽいリズムの曲が多かった印象があります。これも思わず腰を揺らしたくなる曲調で、♪火花散る〜踊り明かせ〜体揺らせ〜(じたんパート)で最高にテンションぶち上がりました。Yeah。コンサート本編ラストに花火打ち上げて皆で盛り上がりたい!

 

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1.僕らがつないでいく

冒頭の曲で感じたテーマを受け継いでいて、この曲も心に残る曲になりました。常に伝えたいことや目標を明確に持っていて、ファンのことも時に振り返りながら着実に前へ進んでいく嵐が好きです。好きになれてよかったです。

 

2.the Deep End

蒼に染まれ、パーフェクトブルー、コバルトと鮮烈な青が襲う、挑みかけるような曲。私が思う日本の青は空と海の色です〜あと浴衣とか染物の藍色!この曲の持つ青のイメージとしては研ぎ澄まされた硬質さと温度の高い炎が浮かびます。ちょっとナショナリズムも感じたかも。

 

3.Make a wish

キラキライントロに最初のサビが終わってから一瞬ジャズ風の曲調になるなど、目まぐるしく変わる音ともに、生き方を模索する主人公がついに背中の荷物降ろして見えるものが現れたっ という青春のイメージ。

良い曲だ!!

 

4.ふるさと

改めて嵐のユニゾン綺麗だな〜とため息が出ます。果たしてコンサートには組み込まれるのだろうか。

 

[よいとこ盤]

1.日本よいとこ摩訶不思議(covered by ARASHI)

リリース時の少年隊は20歳前後だったというのに、現在メンバー全員30代の男性5人組が歌ってもなぜか声が若く聞こえるという不思議な曲です。妙な中毒性があって気づいたら口ずさんでること多々。だるまさんが転んだ だるまさんが起きないー!!が大好きです。